◇◆コリン・パウエル 座右の銘
Excite エキサイト : 国際ニュース

「大統領、イラクと戦争をはじめたら、アメリカは逃れられなくなりますよ。それを承知の上で、あなたはイラクを攻撃なさるお積もりですか」
コリン・パウエルは、イラク攻撃にはやるジョージ・ブッシュに、こう念をおしたと言う。

<権力のあらゆる示威行為のなかで、もっとも人間に深い印象をあたえるのは自制である>

アテネの歴史家ツキディス(紀元前470~400)のこの言葉がパウエルの座右の銘なのだと言う。ペンタゴン時代から、机のガラスの下に入れて大事にしてきた言葉なのだそうだ。

パウエルには、自分は一介の兵士だという思いがあった。1958年に入隊、陸軍士官学校出身でもなければ、ほかに早い出世が見込まれる伝手もなく、最初の14年間はごく普通の歩兵将校として過ごした。ヴェトナム戦争では二回戦地を転戦した。陸軍で二十年頑張り、給料の半額の年金を受け取ることにして退役しようと考えていた。

政府の高級ポストへの昇進のきっかけとなったのは、1972年のことだった。この年、陸軍中佐だったパウエルは、名誉あるホワイトハウス・フェローズ・プログラムに選ばれた。これは若いビジネスマン、弁護士、軍人、あるいはその他のプロフェッショナルたちに、一年間連邦政府で修行してもらおうというプログラムである。

1977年にパウエルは国防副長官付の軍事補佐官として国防総省に入った。そこでの四年間、そしてその後、ワインバーガー国防長官の軍事補佐官として三年間は、ペンタゴンの最上層部を間近に学ぶまたとないチャンスだった。そして、レーガン大統領の国家安全保障補佐官だった彼は、ブッシュ父の時代にペンタゴン制服組のトップ・統合参謀本部議長に任命され、湾岸戦争を指揮したことは周知のとおりである。

コリン・パウエル、67歳。趣味は愛車ボルボの手入れ。「老兵は消え去り、新兵が新たにやってくる」それが世のならいだということを彼はよく知っていた。
[PR]
by leilan | 2004-11-16 19:58
<< ◇◆俳句  白菜の積み上げられ... ◇◆俳句  肩凝りの考える人日の短か >>


バッカスの神さまに愛されたい
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
カテゴリ
以前の記事
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧