あえて<結婚しない関係>を選択した男女が、16年後に男性側から一方的に関係を破棄、精神的苦痛を受けたとして女性側が告訴していたが、最高裁で女性側の敗訴が確定した。
Excite エキサイト : 社会ニュース
日経から配信されている記事の方が、内容がわかりやすいので以下転載。
結婚も同居もしないが互いに協力し助け合う「パートナーシップ関係」を約16年間続けた
のに、一方的に関係を破棄されて精神的苦痛を受けたとして、東京都の大学教授の女性
(47)が相手の会社員の男性(49)に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決が18日、最
高裁第一小法廷(横尾和子裁判長)であった。
同小法廷は、
1、共同生活をしたことはなく生計も別
2、両者は意図的に結婚を回避した
3、一方的に関係を破棄してはならないという合意はなかった
などの事情を挙げ、「関係存続について女性に法的な権利はない」と判断。男性側に慰
謝料100万円の支払いを命じた二審判決を破棄、女性側の請求を棄却した。女性側の
敗訴が確定した。
1,2審判決によると、女性は1985年に男性と婚約したが、「特別の他人として親交を深
める」と翌年に婚約を解消。その後、家を行き来するなどの関係を続け、男性の希望で長
女と長男を出産し男性側が引き取った。男性は2001年、「今後は今までのような関係は
持てない」との手紙を女性側に渡し、別の女性と結婚することを告げた。
裏切られたという気持ちのもって行き場がなくて、「訴えてやる!」とばかり、行動されたんでしょうね。哀れと言えば哀れだし、脇が甘いといえば甘い。
男女の仲ほど不確かなものはない、と思う。人の心が一定であることは絶対にないのだから、覚悟が要る間柄を自分たちが選択してきた、ということだ。この覚悟が女性にはなかったということなのだろう。
「あの男はけしからん」なんて、いつまでもグチグチしていないことだ。離れてしまった男の心は二度と戻っては来ない。いかに気持ちを切り替えていくか。これが肝心。