『書棚』 魂の伴侶ーソウルメイト / Brian L.Weiss

魂の伴侶―ソウルメイト 傷ついた人生をいやす生まれ変わりの旅
ブライアン・L. ワイス Brian L. Weiss 著
山川 紘矢 山川 亜希子 訳 / PHP研究所

スコア選択:★★★★


縁のある人とは小指と小指が赤い糸で結ばれていた―― 日本でも古くからこんな表現がある。その言葉を証明するようなことが、著名な精神科医の眼前で繰り広げられた。本書は、前世で別れた魂が、数千年ともいわれる旅を経てお互いを探し当て、再び結ばれた男女の話である。

著者のワイス博士は日々多くの患者と向き合っている精神科医である。ある日、催眠退行療法を実践中に患者がしゃべったことが、実は亡くなった実子からのメッセージであることを知り(その話は『前世療法』に詳しい)、前世を知ることの意味を悟る。その後、フロリダに住むある女性と、メキシコに帰国する直前の男性を別々に治療中、ふたりが語る過去生での体験に共通点があることに気づく。精神科医として厳守すべき個人の秘密を他者に明かすことはできないが、この2人は再開すべき運命にあると直観する。その後、紆余曲折を経て、ふたりは自然に引かれ合うように再開し、結ばれたという実話である。本書では、魂の伴侶(ソウルメイト)を探し当てた幸福な例が、臨床記録にふれて書かれている。

ダイアナ妃が本書を読み「なぐさめられ、心が穏やかになった」と言い、ワイス博士との面会を申し出ていたという。しかし、その2週間後に彼女はパリで亡くなり、面会は実現しなかった。人は必ず、会うべきときに、会うべき人と出会うということに、不幸な結婚生活を強いられていた彼女は共感したのだろうか。人間関係、ことに恋愛関係に悩む人には、心休まる1冊となるだろう。原題は『Only Love Is Real: A Story of Soulmates Reunited』。(齋藤聡海)

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人は出逢うべきときに出逢う

デジャヴ(既視感)とは、昔どこかで見たことがあるような風景に出会う不思議な感覚のことだが、人についても同じような経験がないだろうか。

この人とは以前どこかで逢ったことがある。

妙に懐かしさを感じるのだ。
それが、ソウルメイトー魂の伴侶なのかもしれない。


    捜す

わたしは誰のあばらなのでしょう
わたしの元の場所はどこなのでしょう
日が暮れかかるのに
まだ 見つからない

川が流れています わたしの中を
みなもとは どの山奥にあるのでしょう
せせらぎの音がつよくなるので
さかのぼって 行かずにはいられません

暗くなっても 家に帰ってこない
ついに帰ってこない 女の子がいるものです
捜さないでください 彼女自身がいま
<捜すひと>に なっているのですから


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by leilan | 2005-04-27 00:01 | 書棚
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