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JEAN PATOU JOY パリのクチュリエ、ジャン・パトゥが1930年発売した 香水の女王と賞される不朽の名香。 その香ぐわしさは中途半端な小娘ではおおよそ負けてしまう。 ジャンパトゥにふさわしい大人の女になるまで、娘たちはおあずけだ。 女の年輪をかさね、やがて絽の羅(うすもの)などゆるりと着こなした時、 名香の封印は優雅に解き放たれる。 三島由紀夫の『美徳のよろめき』のヒロインが愛用していた。 私の憧れの香水。 だった。 扇千景がジャンパトゥの香りをまき散らして、 1350 Ala Moana のエレベータに乗り込んで来るまでは.....。 見果てぬ女の夢が瞬く間に、費えた。 ダイナマイトのようなおばさんだった。 その扇千景がはじめて立候補したとき、 林寛子という本名で立候補した。 当時アイドル歌手だった チャビー(スラングで小太り)な林寛子と 勘違いする人はいないのだろうかと 心配したものだ。 この選挙のとき、 私は東京一区の開票アルバイトをしたのだが、 そこで、この心配を上回る事実に遭遇した。 投票用紙に「八千草薫」と書いている人が何人かいたのだ。 扇千景のことだろうと思ったが、この投票はもちろん無効である。 ほかにも、横山フックと書いている人も多かった。 こちらは横山ノックの間違いである。
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