『俳句』  われに眼を向けて金魚よさびしいか

♪Again
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          われに眼を向けて金魚よさびしいか  麗蘭

          短夜を猫と生まれて啼けるかな  麗蘭





「教科書でおぼえた名詩」という文庫本が出版されてるらしい。
日本の友人からのメールにそんなことが書いてあった。

いやあ、若い時分に習った詩・短歌・俳句は懐かしい。

  ◇ ◇

b0048657_13411967.gif中原中也「山羊の歌」より

  
  サーカス

幾時代かがありまして
 茶色い戦争ありました

幾時代かがありまして
 冬は疾風吹きました

幾時代かがありまして
 今夜此処での一と殷盛り
  今夜此処での一と殷盛り

サーカス小屋は高い梁
 そこに一つのブランコだ
 
見えるともないブランコだ
頭倒さに手を垂れて
 汚れ木綿の屋蓋のもと
 
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

それの近くの白い灯が
 安値いリボンと息を吐き

観客様はみな鰯
 咽喉が鳴ります牡蠣殻と
 
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

屋外は真ッ闇 闇の闇
夜は刧々と更けまする
落下傘奴のノスタルヂアと
 
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

 ◇ ◇

今も、いいですねえ、中原中也。
なんか、しみじみ。
若い頃は、
詩人になろう!
なーんて考えたこともあったわけですが(キャーッ、恥恥)
結局、今は、
「どさ回りの場末キャバレー前座歌手的俳人、もどき」
に落ちぶれてしまった、、ううう。

こぉんな 女にぃ~ 誰がしたあ。

ところで、短歌。
この歌は、まさに今の時節なんだなぁ。

 ◇ ◇

春過ぎて夏来たるらし白妙の     
 衣干したり天の香具山(持統天皇)


この歌、子供の時から、
なんとなく色っぽい感じがしていたんですが、
大人になって、やっと、それが具体的にわかった。
つまり、白妙の衣って、
スリップ、キャミソールなんだよねぇ、くすくす。

この歌を今読むと、どういうわけか、
洗濯物を干している冬香を、
菊治が盗み見している、、、
という危ない、、、おほほ、、、
すっかり、愛ルケ症候群、だな。

 ◇ ◇
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春の園紅にほふ桃の花
 下照る道に出で立つをとめ(大伴家持)


これなんか、よく考えたら、
身を持ち崩した冬香が、
魔都上海に零落。

チャイナドレスで、
「蘇州夜曲」唄って、
菊治を誘っている、、、

と、とんでもない解釈をしてしまう、うふ。


嗚呼、アホな事ばかり言ってしまいました。
こうなると、俳句は、
やはり自由律のこの句がいちばん、
心に染みますね。


どうしようもないわたしが歩いてゐる(種田山頭火)



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by leilan | 2005-05-20 22:31 | 俳句
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