『俳句』  六尺の白のまぶしき三社かな

♪Copacabana
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           六尺の白のまぶしき三社かな  麗蘭




御輿は「ワッショイ」である。
決して、セイヤー、ソイヤーではない。
その点で、深川はこの伝統を頑なに守っている。

なぜ、「ワッショイ」なのか?

明治期の出版物である「東京風俗志」によれば、
和を背負う、和をもって平和を担ぐ。
和一処、皆がひとつになって、力を合わせる。
ひとつの目的を達成するとある。

江戸時代から続く火消し「れ組」は友人の実家だ。
彼女のおじいさんは鳶の頭で、
まことに気っ風のいい男だった。

生前は、全国鳶組合連合会の会長を務めていたこともあって、
あるとき、勲章を頂戴することになった。

ところが、
「ふん、鳶が勲章なんかもらえッかィ!」
そういう男だった。

友達の佳子ちゃんは初孫で、
頭にはことのほか可愛がられていた。

お嫁にゆく前の彼女が、
「おじいちゃん、お床を延べました」
というと、
「あんがとョ」
と、それはうれしそうなのだ。

私が遊びに行くと、
「佳子はね、いい子だョ。仲良くしてやってください」
と目を細めて仰る。

佳子ちゃんの初産は微弱陣痛で大変な難産だった。
このままでは母体が持たないというので、
頭は、そりゃあ心配なご様子だった。
ちょうど三社祭の頃で、
御輿の先頭を法被を纏って、
悠々と練り歩く頭の肩がいつになく落ちている。

まさにそのとき、
近所のおかみさんが、
「頭ッ! 産まれたョッ!」
と叫んだとたん、
肩がぐーっと上がったのが、
今も目に焼きついて離れない。

粋でいなせな男だった。

周囲がとりなして、
結局勲章は貰ったが、照れくさそうだった。




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             無口なる男の夢や桐の花  麗蘭



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          ほれぼれとして山ちゃんの脱ぎっぷり  麗蘭
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by leilan | 2005-05-24 09:03 | 俳句
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