ラムズフェルド、中国の政治体制に言及


b0048657_9235512.jpgニューヨーク・タイムズ記事より。

たまにはいいこと言うじゃないの、
ラムズフェルド!

"It would be a shame for the people of China if their government did not provide the opportunities that freer economic and political systems permit," he said, describing a tension "between the nature of their political system and the nature of their economic system."



6.4は天安門事件の日だった。
(六尺さんの28歳?のお誕生日でもあった)
中国というのは日本で報じられている以上に、
6000万党員を誇る中国共産党の一党支配の国である。
国の隅々まで党の支配が行き届いている。
政治的自由はないし、
少し反党的な動きをすると完全に監視下に置かれて発言を封じられるか、
国外追放になったり、悪いケースでは逮捕される。

13億の民を食べさせるためには、
「統一的支配が必要」と中国の支配層は言う。
鄧小平もそういう考えだった。
天安門事件のときの彼の有名な言葉はそうなっている。
確かにそういう面もあった。

しかし、それがいつまで続くというのか。
北朝鮮が両方認めていないのに対して、
中国は片方を認めて、その成果は都市では見られるが、
一方、それは恩恵にあずかれない人々の不満を増幅させる。

インドでもフランスでもオランダでも、
恩恵にあずかれない人々の不満は投票行動で示された。
中国でもし「自由な選挙」が行われたら、おそらく政権は倒れる。
しかしその次の政権の姿は見えない。
そういう意味では、中国はいつでも不安な国だ。

ラムズフェルドの記事の最初の文章は、
「Defense Secretary Donald H. Rumsfeld, arriving here today for a conference on Asian security, drew a sharp distinction between two of the region's major powers, predicting that ties with India would strengthen while urging China to let political freedom grow there along with its economy.」

つまり、同じような人口大国としてのインドとの対比を行っている。

世界最大の民主主義国家としてのインド。
最近のインドの株価と中国の株価を比較すると、
明らかにインドの株の方が流れに乗っている。
政治的体制だけの問題ではないだろうが、
私はこの点をずっと注目してきた。

それにしても、オランダでもEU憲法否決。
政治家の夢と、現実に生活する人々が直面している現実との乖離。
民主主義のプロセスとしては、国民の拒否は十分理由があり、
より多くの人の要望をどうやって取り入れるかが政治の課題である。

世界中で、経済の流れに乗れる人と、乗れない人の格差が出来てきている。
前者は夢を語る余裕があり、後者は現実に追われる。
マスコミを含めて、より注目を集めるのは前者の世界だ。
しかし、一人一人が一票を持っている世界でそうは世の中が動かない。
しばらくそういう状況が世界各国で続きそうだ。

それにしても、10億の民が一票を持つ中国、
自由に国民が投票する中国を想像するのは至難の業だ。
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by leilan | 2005-06-06 17:01 | 浮世草子
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