『俳句』  肩車父子の空に月涼し

   ~六尺さんのお誕生日に捧ぐ~

             肩車父子の空に月涼し  麗蘭
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♪蒼いノクターン


抱き上げて肩車をした子の意外な軽さに虚をつかれる。
まだまだこんなに軽かったのかと愛しさが募る。
身体も命も預けきっている子のいとけなさに胸をつかれ、
しみじみ愛しいと思う。

大きくなぁれ、ほ~ら、お月さんにあげちゃうぞ、
肩に担いでおおげさに揺すぶって、道化てみせる。

もう少し伸ばせばひょいと乗せられそうな手近な位置に月が見える。
月は宇宙のかなたにあるのではなく、すぐそこに親しげに在る。
怖がりもせず泣きもしないのは月が近くにあるからだ。
子は肩車に喜び、戯れの言葉に大喜びする。

無意識の絆に気づいて胸を熱くするのは大人の側であった。
子供の明るい笑い声。
子供を喜ばせようとしてした肩車は、
肩車をした方をもっともっと喜ばせるのだった。

私にとって、この光景はすでに郷愁となってしまったが、
六尺さんなればこその光景である。

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by leilan | 2005-06-06 17:14 | 俳句
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バッカスの神さまに愛されたい
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