『俳句』  戀人と億光年の海泳ぐ


♪The Long And Winding Road
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              戀人と億光年の海泳ぐ  麗蘭




b0048657_826263.jpgハッとした言葉に出会ったとき、
わたしはそれを俳句帖に書き留めておく。
そして、時折、ぱらぱらと眺めるのだ。

あるとき、
『20億光年の孤独』
と記されたメモが目に留まった。
その言葉にインスピレーションを得て、
この俳句は出来上がった。

こうした作り方をするときもある。



あなたへ
b0048657_839174.jpg谷川俊太郎は21歳の時に
『20億光年の孤独』を書いた。
その中で
「万有引力とは引き合う孤独の力」
だと言った。


あなたがわたしの俳句を読んでくれていたことを、
わたしは知らなかった。
あなたもこれを書いている人間が、
どんな女でどんな思いで書いているかなんて知らないだろう。
でもそんなこと問題じゃないのかもしれない。

もしかしたらわたしたちは、
同じ孤独の引力を心の中に持っているのかもしれない。
わたしはまだ見ぬ遙か遠くのあなたへとテレパシーを送り、
あなたはそれを受信してくれた。
そして引き合う孤独のように、テレパシーを送り返してくれた。

わたしたちが出会う確率は、限りなくゼロに近かったかもしれない。
だって出会わなくてもよかったのだから。
でもゼロじゃなかった。
あなたの心の扉へと続く長い道に、
やっとたどりついたのかもしれない。



b0048657_8365116.jpg<今日の一曲>

君の心へと続く
長く曲がりくねった道
それは決して消えることなく
ボクをここへと導いてくれる
君の心の扉へ
孤独な時が幾度もあった
泣きたい夜も何度もあった
君にはわからないかもしれないけれど
ボクは何度も試した
そしてやっとたどりついた
君の心へと続く
長く曲がりくねった道

「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」(ビートルズ)



b0048657_8171379.jpgその谷川俊太郎は
『鉄腕アトム』の
♪空を超えて ラララ星の彼方…
の作詞者。
作詞することになったいきさつを
語っているのが実に面白い。

ー谷川俊太郎 談ー

たぶん手塚治虫さんが、
僕の『二十億光年の孤独』という
最初の詩集を読んでくださって、
「あの若いやつに作詞をさせたらいいんじゃないか」
と思われたのではないでしょうか。



手塚さんから「書いてみないか」と言われて、
「鉄腕アトム」はすごく有名でしたから喜んで承知したら、
高井達雄さんという作曲家からカセットテープと五線譜が送られてきて、
そこに言葉を当てはめていく仕事だった。

「鉄腕アトム」の漫画の本もあったし、すでにフィルムもありました。
それを見ながら、アトムの特徴を入れていかなければ
主題歌として成立しないわけだから、
一生懸命入れていくわけですよ。

ところが、どうしても余っちゃうところがあって、
「うまくいかないなあ」ってところは全部「ラララ」にしたんです。
   
そしたら、これがね。
皆言うんですけれど、カラオケなんかで歌っていると、
皆、「ラララ」のところですごい感情移入しちゃって、
気持ちよさそうに歌うんですよね。

だから、怪我の功名だと思うんだけれど、
これをやってから僕は、歌の歌詞というのは詩と違って
「間抜けじゃなくてはいけない」ということを悟りましたね。

やっぱり、音楽が入ってくるところを空間として残さなくてはいけない。
詩としていいものを書こうと思って、あんまりきっちり書いてしまうと、
かえって歌としてうまくいかないということが多いですね。
そんな成り立ちでした。

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by leilan | 2005-06-08 15:14 | 俳句
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