『俳句』  母を呼ぶ声濡れて来し梅雨に入る

♪プレリュード15番・雨だれ
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          母を呼ぶ声濡れて来し梅雨に入る  麗蘭





季語

b0048657_14161125.jpg俳句における季語とは、
ただ単にその句がいつの季節のものかを
表しているわけではない。
俳句は短歌と違って、
自分の想いは直接言葉にしない。
その代わりに、自分の思いを
季語に代弁してもらうのである。


季節の言葉のひとつひとつには、
その文字が示す学術的な意味の他に、
さまざまな情感が含まれている。
それらを「季語の本意」と呼び、
その季語の本意があるからこそ、
たった17音の短詩が、
何十文字、何百文字にも匹敵する世界を構築しうる。

例えば、「梅雨」と聞けば、
ただ6、7月頃のじめじめした霖雨だけを
イメージするだろうか?

日本で育って来た人ならば、ほとんどの人が、
陰鬱というか、グルーミイなイメージを
「梅雨」と言う言葉と一緒に思い浮かべるはずだ。
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植物にもそれぞれに本意がある。
例えば、「チューリップ」と「バラ」と
「白萩」の花から受けるイメージは、
全くもって違って来る。

  チューリップ他人の恋の美しき

  赤きバラ他人の恋の美しき

  白萩や他人の恋の美しき

季語が「チューリップ」だとまだ幼い恋愛を思わせるが、
「赤きバラ」に変えただけで、その恋愛がひどくなまめかしい。
そして「白萩」になると、これはしっとりした大人の恋だ。

こんなふうに同じ句でも、斡旋した季語が変われば、
句の背景、句からただよってくるものはガラリと変わる。
つまり季語とは、「自分の思い」に限らず、
「情景」や「状況」までも語ってくれるのだ。

「海」と言わなくても、
海辺に咲く花や海にいる鳥などを季語として取り合わせれば、
作者が海にいることが分かるし、
選択した季語の持つ本意によって、
もっと深い部分まで表現することが出来る。

俳句にとって最も重要なことは、
何と言っても季語の選択であり、
過去の秀句のほとんどが、
季語の選択で成功していると言っても過言ではないだろう。



マイク・タイソン38歳 「120歳のような感じがする」

b0048657_12315133.jpg「私はもう終わった。これ以上
ファイトすることに興味はない」

20歳で史上最年少のヘビー王者となったマイク・タイソン。
38歳は「120歳のような感じがする」と話したという。
ちょっと、涙が出る。

ダウンする写真。痛々しい。


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by leilan | 2005-06-14 19:53 | 俳句
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