レジ袋の狂気

b0048657_19301963.jpgクール・ビズというへんな名前の省エネファッションが話題になっている。

で、これで日本中が浮かれている。

情けないことに、大新聞までが社説に取り上げる。

ここが、日本人の悪い癖だ。頭隠して、尻隠さず。


省エネというと、すぐにエアコンとレジ袋ばかりを考える。

レジ袋を節約しよう、なんていう記事が、新聞にときどき出るが、
「何のために」という目的が、まったく見失われている。
石油資源を節約するためなら、レジ袋を廃止しても、ほとんど無効だ。
日本中の大量の廃プラスチックのうち、レジ袋なんて、ごくわずかだ。

最近、大型テレビが話題である。
その消費電力を調べた記事があった。
プラズマ、液晶、リアプロ(リアプロジェクション)の
消費電力を比較して、
475W、315W、198W という数値を示している。
プラズマであれ液晶であれ、大量に電気を食う。

これを、レジ袋と比較するといい。
レジ袋で5W分ぐらいの石油資源を節約しても、ほとんど無意味。
レジ袋で節約できる資源に比べて、
その何倍もの資源を、大型テレビで無駄に発生させる。

だから、レジ袋を節約しても、頭隠して、尻隠さずだ。
頭だけ隠して、
「見えるところは全部隠したから、もうこれで大丈夫。オーケー」
と思い込んでも、マヌケである。

ところが、有料化の推進を正しいと信じ込んでいる推進派の人々は、
「レジ袋の有料化に反対する店に対しては、制裁すべきだ」ときた。
朝日の記事 「有料化を徹底させるために、業界を指導、勧告し、規制効果を持たせたい考えだ。」

なんか、恐怖の統制政治再来?
これじゃ、経済における自由な活動という基本理念を、
根本から破壊しようとしている。

つまり、環境改善は善であるから、
この善なる活動から逸脱する輩には厳しい制裁を加えよ、
というわけだ。恐ろしいことだ。
ここでは、「発想の転換」がなされていることに気付かれるだろうか。
今までは自由な活動が憲法の下で保証されていたのに、
一転して、「正しいことのためには全員を統制せよ」というふうに、
価値観が正反対ものになってしまった。

レジ袋有料化・・・これは、
マスコミ主導の狂気の政策として、長く語り継がれることになるだろう。

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by leilan | 2005-06-16 00:49 | 浮世草子
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