見たい映画をつなぐタスキ

FHIROSE2さんからのタスキをつなぎます。

設問は、
1. 過去一年間で一番笑った映画
2. 過去一年間で一番泣いた映画
3. 心の中の5つの映画
4. 見たい映画

設問がユルイので、悩まずいきましょう。


1. 過去一年間で一番笑った映画
 
Unfairenheit 9/11 (邦題:華氏911)

  冷笑、ということで。

2. 過去一年間で一番泣いた映画
  
Ray

  レイ・チャールズの女房は菩薩のような女だ。
  母性の原理は「包含する」機能で、
  キリスト教文化(西洋文化)は、
  強烈な母性の否定の上に成立しているとは言うものの、
  レイは子宮の中で「永遠の少年」として生きた男の見本だ。

3. 心の中の5つの映画

はっきり言って、5本だけとは残酷だ。
せめて100本選ばせてくれたらなあ。
でも、それもまた地獄だろう。
100本選べば101本目に申し訳ないと思う。

たとえ、1000本選ぶ自由を与えられても、
1001本目が気の毒で仕方なくなる。
何千本選ぼうと気が休まらない。
これがこの地獄の正体だ。

やはり、おとなしく5本だけ挙げて、
アレも入れたかった、コレも加えるべきだったと、
ぼやき、つぶやいているのが、
この種の催しに処する唯一の、
そして正しい態度なのだろう。

日本映画を5本選出してみることにした。


b0048657_1214279.jpg















1.成瀬巳喜男「浮雲」(昭和30)

   日本映画史上、最高の男優であり、女優であると信ずる
   森雅之と高峰秀子。
   腐れ縁を清算できないまま屋久島まで流れ落ちて行く男と女。
   暗くて、汚くて、愚かで、おそろしいといった
   マイナスのカードが全部集まると、その恋がプラスに転換し、
   燦然たる光を放つという主題をみごと脚本にした水木洋子。
   その力わざはたいへんなものだ。

2.黒澤明「七人の侍」(昭和29)

   30回は観た。
   でも、あと20回は観て死にたい。
   ハワイ州立大学のケネディ・シアターで上映されたとき、
   決闘シーンで拍手が鳴りやまず、
   映写技師が巻戻して、また写した(笑)

3.原一男「ゆきゆきて、神軍」(昭和62)

   われわれ日本人の健忘症に下された巨大な、
   ドストエフスキイ的鉄槌。

4.川島雄三「愛のお荷物」(昭和31)

   原作(アンドレ・ルッサン)も傑作だが、この映画もいい。
   まさに上質なコメディ。
   川島雄三は母方の親戚筋。
   昭和38年、私が小学校一年のときに急死したが、
   断片的な思い出が幾つかある。
   今となっては、どれもこれもなつかしい。

5.山本薩夫「真空地帯」(昭和27)

   木村功という俳優の繊細さは妙に女ごころをくすぐると言うが、
   こういうタイプの男はあまり性に合わない。しかし、これは別。
   この映画の夜のシーンはすべて見事。
   映画はやはり「夜と雨」だと思う。
   出てくる役者はみな絶品だ。

付録.小川紳介「日本解放戦線三里塚の夏」(昭和43)

   1976年、オーストラリアの首都キャンベラの国立図書館で観た。
   国立図書館がこの映画を買い上げていたこと自体に、感動した。

4. 見たい映画

   タナカヒロシのすべて

   この映画のモデル・中島憲武さんとは、
   同じ電脳的サロンで俳句を詠んでいたことがあり、
   その俳句にはたいへん興味をそそられた。

   ネットで邂逅した人と実際にお会いすると、
   私の中に作り上げたイメージが壊れそうで、
   会わないことにしているのだが、
   中島さんにはお会いしてみたいと思ったことがあった。

5.タスキを渡したい人

   tamago さん
   
   映画ごころのようなものをしっかり持っておられそう。
   ひとつお願いします。

b0048657_12102518.jpg

   
   
   
   
[PR]
by leilan | 2005-08-03 12:25 | とらば&とらば
<< Fed Sees Bond ... Saudi Arabia... >>


バッカスの神さまに愛されたい
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリ
以前の記事
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧