『俳句』  八月や髪濡れしままバーベキュー

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          八月や髪濡れしままバーベキュー  麗蘭








日本は、開発独裁の経済政策にふたつの成功を経験している。
一つは文明開化からの殖産興業。
そして戦後の経済復興から高度成長。

戦後の経済協力でも、無償援助が中心の欧米に較べて、
返済責任を負わせる日本の有償援助は評判こそわるかったが、
実績や効果を見れば、その格差には絶対的なものがある。

日本のテリトリーとしての東南アジアの経済成長と、
中南米やアフリカの現況を見れば、そのちがいは歴然としている。

しかし、この経済政策の欠点は、政官財の癒着を生みやすいことである。
戦前の財閥は殖産興業発展のなかで成長し、
2.26事件でもわかるように、それが日本の破滅の原因のひとつとなる。

戦後の復興と経済成長も同様で、
自民党体質と呼ばれる政官財みつどもえの金権腐敗体質は、
田中角栄の絶頂期に完成されたシステムだが、
その原因は開発独裁型の政治体制にある。

国民一人当たりのGDPの値が米国をしのぐようになって、
随所にその弊害が目立ってきた。

政府が国民から直接集めたり、中央銀行から借り入れた資金を、
インフラ整備や基幹産業に投入するメリットと、
そこから生まれる利権構造のデメリット。
そのバランスが逆転し、道路公団や社会保険庁の汚職事件へと繋がっていった。

地方にできることは地方に、民間にできることは民間にという、
小泉構造改革の原理原則は、その意味で正しい。
反対議員は、つまるところ利権あさりの汚職体質が身についてしまった代議士だ。

冷戦が終わって保守と革新が対立する、いわゆる55年体制が崩壊して、
あたらしい時代に適応する体制変革に自民党はチャレンジして、
今、血みどろ、汗みどろのすざまじい様相をさらけ出しているのだが、
反対に、とりすましている民主党の実態は、
党内に55年体制をしまいこんだままの、
20年前の日本の政界をそのまま圧縮したような状態だ。

民主党は、自民党の政官財癒着をコピーしたような労組との癒着構造がある。
そして、北鮮スパイの釈放運動に身をやつした菅直人が、
前代表として隠然たる影響力を持っているのも問題だ。

報道機関がまた、そのコピーみたいな内部事情を抱えているから、
そのあたりの事情にうとい国民は、みんなマスコミにだまされる。
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by leilan | 2005-08-11 00:01 | 俳句
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