『俳句』  すぐに泣く男ごころやおでん酒

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             すぐに泣く男ごころやおでん酒  麗蘭





TBS株を19%超もっている楽天が、

「統合提案を撤回し、
保有するTBS株の一部を、
金融機関への信託による議決権の一部凍結」

を表明した、
これによって両社は和解に動くと報じている。

しかし、まだどう転ぶか分からない。

というのは、
楽天が拒否された経営統合案の貫徹を狙って、
TBSを傘下におさめるバトルを今後展開しても、
勝ち目は薄いからだ。

だからと言って、
19%も持っているTBSの株を、
「もう対処できないので売る」
と言ったら自らを傷つける。

ゆえに、TBSの株価に対して、
基本的にインパクトを与えないように信託して凍結状態にし、
その後株の処分を決める、
というのは良いアイデアだと思う。

韓国と違って日本は、
著作権を放送局がひと纏めに持っているケースが少ない。

いくら技術的には可能でも、
権利関係から放送されたコンテンツやソフトを、
そのままネットで流すのは難しい。

またネットで流す場合の課金システム、
CMシステムも確立していない。
だから電通と民放5社がこの点で提携を打ち出している。

TBSはインターネット事業で最近だけで、
電通、インデックス、それにマイクロソフトがMNSとの提携を発表した。

1000億ドルの資金をつぎ込んでいる楽天が、
それ故にTBSとの事業提携が出来ないというパラドックス。

結局、楽天はTBSと事を構えたが故に、
様々な分野で事業展開が止まっているように見える。

その間に、
プロ野球の楽天は最下位になって監督更迭騒動が起き、
一方サッカーの神戸はJ2に落ちた。
楽天は後退しているようにも見える。

こうした泣きっ面に蜂の楽天が、
この上TBSとのバトルを続けることはイメージ的にも極めて悪い。

ましてTBSとのバトルの期間が長ければ長いほど、
資本と人材をそれに取られて他のネット企業が展開する
対放送局戦略に対抗できなくなる。

では、TBSと楽天は何の事業で「落ちどころ」を見かけ、
よいものにするのだろうか。
フジとライブドアの例を見ると、
あまり目覚ましい事業提携は難しいように思う。

技術的には放送できることは、ネットでも出来る。
表面的には残るのは絵の綺麗さ程度か。
あとは聴取者に対するアクセサビリティーか。

結局、最後は何がものをいうのかよく考える。
それはやはり創造力が豊かな、
見る人にどう見せたいかのソフト作りだと思う。

それは、ネット企業でも出来るはずだ。
既存の放送業者と手を組んでも良い。
その発想力が楽天には足りなかったのだと思う。
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by leilan | 2005-11-29 18:03 | 俳句
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