『俳句』  友嫁ぐ朝の水鳥乱舞して

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             友嫁ぐ朝の水鳥乱舞して  麗蘭





「バブルは事後的にしか分からない」

というグリーンスパンの言葉には根拠があると思っている。
8日の東京市場の出来高が45億株の過去最高となった。

  Somewhat crazy !

最初に感じたことだ。
今までの最高は2日の37億株で、
それをわずか数日のうちに8億株も上回った。

つい1年前は一日8億株が出来れば、
「今日は良く出来た」というのが東京株式市場だった。

80年代の後半、
日本が株ブームに乗っていたときの一日の出来高は約10億株だから、
当時を「バブル」と表現すれば、
今の市場はまさに「超バブル」ということになる。

変わったのは何かといえば、
株取引のツール、テクノロジーの変化だ。

80年代には、インターネットは一般化していなかった。
携帯電話で株取引も出来なかった。
これらは90年代のツールだ。

しかし、本当に株取引がツールとして
ネット(ケイタイを含めて)を広範に経由し始めたのは21世紀に入ってからだ。
市場の上げ基調とツールの普及が一体化して、
市場全体の変質を呼んでいる。

「おかしい」
「こんな事が続くはずがない」

そうかもしれない。

しかし、テクノロジーの著しい進展と、
それに伴う市場への、
「ユビキタス的アクセサビリティーの著しい向上」を考えれば、
今の状態が常態になるとも予感できる。

電車の中からでも、株取引が容易に出来る時代だ。

投資家層が変わったということも言える。
80年代に株取引はまだ手がけている人は少なかったし、
やっていてもザラ場に参加できる人は少なかった。

株取引のツールが揃い、
そして投資家層も厚く、かつ知識ある人々になってきている。

1947年から49年までの3年間に生まれた人
806万人を「団塊の世代」と呼ぶが、
彼らはその前の世代よりも遙かに経済知識が豊かで、
動かせる資金も持っている。

その中のかなりの部分は、既に仕事の第一線からは退き、
「取引」を趣味としたり準趣味としている。

株取引は、若者の間でもブームになりつつあるように思う。
ほとんど利子が付かない預金よりも、
一日で10%近くも値上がりする銘柄がゴロゴロある
東京株式市場の方が面白い、
と考える人がいたとしても不思議ではない。

お金を動かすのは楽しい。
予想が当たれば、もっと楽しい。
日本人の金融資産の一部が、
株や外貨に向かうのはごく自然の流れのように思うし、
今はそれが加速していると考えることが可能だ。

だから、今の市場を、
Somewhat crazy ! 
と考えるのは間違っているのかも知れない。

しかし、up down を何回も見てきた身としては、少なくともこう考える。

  Enjoy the party but dance close to the door. 
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by leilan | 2005-11-09 20:50 | 俳句
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