『俳句』  風呂吹や下駄の音する夕ごころ

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            風呂吹や下駄の音する夕ごころ  麗蘭




せっかくの日曜日なのに、
野暮用で朝早くから出かけなければならなかった。
早起きしたのがきいてきたのか、
それとも昼食時に飲んだビールのせいか、
家に戻り、ソファに腰掛けて新聞を読んでいたら眠くなってきた。

クッションを二つ重ね、
頭の下に敷き足を椅子の上に乗せる。
目をつむればすぐに眠りに落ちる。
ああ、極楽。

『道』でジェルソミーナが眠っていた、
冬の日だまりのようだ。

精神を病んだジェルソミーナは、
街はずれの空き地で居眠りしていたとき、
大道芸人のザンパノに見捨てられるのだが、
そうとも知らず、笑みを浮かべ寝ていた。

と書くと、いささか気後れする。
ジェルソミーナの如き愛らしさは、
どこかへ置き去りにしてきてしまった(笑)

少し前に何かで読んだが、
人の睡眠には周期があって、
7時間くらいで眠くなるのだそうで、
だから、昼食後の昼寝は理にかなっているという。
スペインのシエスタにはちゃんとわけがあった。

昼寝の前にはコーヒーを飲むといいらしい。
うそみたいだが、カフェインは飲んですぐにではなく、
半時間ほど後に効いてくるので、
本格的に眠り込まず昼寝ができるというのだ。
そして、起きたら外に出て太陽光線を浴びるのも効果的だという。
効率を上げるための昼寝の奨めである。

そうは言っても、
自堕落な生活は一度深みにはまるともう抜け出せない。
ひとりもの、恐るべし。

若いころは眠るのが惜しかった。
昼寝どころではない。
たまの休日、一日中家にいると、
日が傾きかけると急に落ち着かなくなり、
街に飛び出していったものだった。

何をしたいというのではない。
一日が、何もしないで過ぎてゆく、
ただそのことが耐えられなかった。

それが、今はどうだ。
この野放図ぶり。
新聞を開いて3分で眠くなる。

ウルトラマンのごとし。
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by leilan | 2005-11-14 20:37 | 俳句
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