『秀句鑑賞』  荒星や毛布にくるむサキソフォン

 荒星や毛布にくるむサキソフォン  摂津幸彦


見よ、
このダンディズム。

この句に憧れて、
摂津幸彦を読み始めた人も多いと聞く。

ケースなどというしゃれたものは、とっくになかった。
むきだしのままのサキソフォンを毛布にくるむ男ひとり。

荒星が、ぎらぎらとした光を放つ。
木枯らし吹きすさぶ霜夜を、男はねぐらへ帰る。

摂津幸彦は、この句集を上梓した後しばらくして、病で亡くなる。
49歳だった。

(荒星・冬)

 
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by leilan | 2005-11-17 16:32 | 秀句鑑賞
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バッカスの神さまに愛されたい
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