『秀句鑑賞』  セーターに顔出して遠き山が見ゆ

 セーターに顔出して遠き山が見ゆ  鎌倉佐弓


冬がやってきた。

冬物の入っているタンスから、
セーターを取り出してかむってみる。

ナフタリンの匂いのするセーター。
くぐると、何か新しい世界がひらけたような気がする。

窓をへだててみる景色も、セーターを着る前と違ってみえる。
遠い山がきらきらと光っていた。

何ということはない句にみえながら、若い感性がある。

(セーター・冬)
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by leilan | 2005-11-18 21:30 | 秀句鑑賞
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バッカスの神さまに愛されたい
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