『秀句鑑賞』  ヘッドホンして冬ごもりするこころ

 ヘッドホンして冬ごもりするこころ  石田郷子


人間はべつに冬ごもりなどしなくてもいい。

だからこの句は冬ごもりをする「こころ」に
焦点を当てているのだ。
いっそのこと冬ごもりしてしまいたい、
と厭世的にヘッドホンをする作者。

心理学者に言わせれば、
若者が電車なり町中なりでヘッドホンをして音楽を聴いているのは、
世間との交わりを断ちたいからだ、と。
純粋に音楽を聴きたいだけの人もいるだろうから、
その意見は大当たりというわけでもないけれど。

確かに、雑踏の中でヘッドホンをしていると、
自分一人の世界に入り込むことができる。
誰ともしゃべりたくないの、
今だけちょっと冬ごもりしていたいのよ、と。

(冬ごもり・冬)
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by leilan | 2005-11-25 05:08 | 秀句鑑賞
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