『秀句鑑賞』  

 手袋に五指を分ちて意を決す   桂信子


そろそろ手袋が欲しい季節。

手袋をはめるとき、キリっと気分が引き締まるのはなぜだろう。
5つに分かれた指先に1本1本、しっかり指を入れる様子は、凛々しい。

これは作者が師・日野草城との永別の折の句だという。

もはや頼るべきものもない。
後は自分ひとりで歩んでいかなくてはならない。

決意を固めるための小道具として、作者は手袋を選んだのだ。
黒衣に身を包み、しっかりと手袋をはめるひとりの女性の姿が美しい。

(手袋・冬)
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by leilan | 2005-11-29 18:02 | 秀句鑑賞
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バッカスの神さまに愛されたい
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