『俳句』  炭をつぐ母の背中にゐたりけり

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            炭をつぐ母の背中にゐたりけり  麗蘭





♪七色の虹がぁ~ 消えてしまったのぉ~
  シャボン玉のよおぉな あたしの涙ぁ~

歌っていたのはご存知、東京ロスプリモス。
曲名は「ラブユー東京」であります!


シャボン玉というのは、
その表面に光を受けて虹のような模様をくるくる回し、
はかなく消えてゆくもの。

17世紀のフランドルの油絵に、
粘土のパイプでシャボン玉をつくって遊ぶ子供の姿が残っているらしい。

江戸期、日本のシャボン玉にはえごの花をつかったともいう。
えごの花はサポニン(シャボンの語源)を含んでいる。
植物液からつくったシャボン玉は、
市販の洗剤やおもちゃのシャボン玉に比べると、
ささやかなものであったかもしれない。

しかし、400年前のフランドル地方の子供や、
江戸時代の子供が目にしたものから姿をかえてはいない。

ところが、11年ばかり昔のこと、
ミネソタはセント・ポールの26歳の若者(おもちゃ発明家の弟子)が、
そうだ色のついたシャボン玉があったら面白いぢゃん!
と思いついた。

七色の虹がくるくる回る透明なシャボン玉ではない。
青やオレンジやピンクの色で鮮やかに輝いているシャボン玉という意味だ。

彼の名は、Tim Kehoe。
なんで誰もこんな単純なことを思いつかなかったんだ。
簡単ぢゃん。やったぜ、これでオイラは大金持ちだ。

ところが、そんな簡単な話ではない。
色素を界面活性剤になじませ、
均一にしてシャボン玉の表面にむらなく広げることが第一にむつかしい。

やっとのことで、
色のついたシャボン玉がつくれるようになって、
玩具メーカに持ち込んだ。

重役会議の席でプレゼンテーション。
色のついたシャボン玉がぷかりと浮かぶと、
役員連中は「おお!」と、どよめいた。

だが、ぱちんとはじけると、
テーブルやカーペットに色が染みついてしまった。

「石鹸で洗い落としといてくれよ。まったく。
水で洗い落とせるんでなきゃおもちゃにはならんよ、キミ」

しかしまあアイデアはよろしいということで、
別口の50万ドルの大スポンサーをみつけてさらに実験、実験の繰り返し。

ついに水で簡単に落とせるカラフルなシャボン玉が完成する。

マーケット・リサーチで、
母親連中と小さな子供たちを試験グループにしてパーティに招待。
さまざまな色のシャボン玉に子供たちは歓声をあげる。

はじめてこんな光景を見て、
感動のあまり目を潤ませるお母さんもいる(いかにもアメリカw)

だが、次の瞬間、
シャボン玉がはじけると、子供たちの髪は汚れ、服には色が染みつき、
スポンサーが連れて来た犬もどろどろになる。

「大丈夫、ぜんぶ水で落とせますから!」

ティムの叫びもむなしく、パーティはドン引き。
こりゃあかんわ、とても商品にはならん。

商品にするには、
はじけたとたんに色が消えてしまう
魔法のようなシャボン玉にしなくちゃ。

だんだん色が薄れるとか、
他のものに色が移るとかでは駄目で、
一瞬で完全に消えて、
最初からそんな色はどこにもなかった、
としか思えないようなものが要る。

そんなことは不可能だと、
あきらめてしまえば話はおしまいだが、
ここからが面白い。

なにしろ、資金はたっぷりある。
ティムは化学者を雇った。
化学者の名は、Ram Sabinis。
ボンベイで化学の博士号をとり、
いくつかの特許も持っていた。

「はじけた途端に色が消えるシャボン玉はどうやったら出来るかって?
うん、たぶんラクトンならいけるかも」

とラム博士。

「ラクトンって何、それ?」

とティム。
なにしろ彼は町の発明家で化学の専門知識はない。

Wikipediaによれば、
「ラクトン (Lactone) は、
分子の環の一部としてエステル結合を持つ化合物を指す」

といっても、化学まるで駄目子の私。

もうなんのことか、全然わからないが、
このラクトン構造を応用すると、
シャボン玉ができているときは一つの色の可視光線しか通さず、
シャボン玉がはじけると、分子構造が変わって、
すべての可視光線を通すので透明になる、
といったことらしい。

と、書いていても、実はよくわかりません(恥)

こうして苦節11年、
ついに消える色つきシャボン玉は完成し、
このたびめでたく商品化されたそうです!

♪パンパカパーーーン

商品名は「Zubbles」
トイザラスはクリスマス商戦に投入した。
はたして、50万ドルの元手は取れるか?

欲しいなー

♪シャボン玉 ラララララララ


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             燈台の子はひとり吹くシャボン玉
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by leilan | 2005-12-09 20:50 | 俳句
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