『秀句鑑賞』

 鯛焼のまず尾の餡をたしかめし  能村登四郎


尾まで餡がつまっていなければ、鯛焼とはいえない。

買ったばかりの熱々の鯛焼を、
さっそくちぎってそれを確かめる作者。

俳句は、作者の人柄、風貌を知っていると、
よりおもしろくなる不思議な詩である。
むろん、良い俳句は背後に作者個人など見えなくてもいいのだが。

掲句だって、十分句そのもののユニークさを楽しむことができる。
ただ、作者・能村登四郎の風貌をご存知の人なら、
楽しさは100倍、といったところだろう。

大先生も、鯛焼の餡が尾までつまっているかどうかは、
やっぱり気になるのだ。

(鯛焼・冬)
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by leilan | 2005-12-14 07:27 | 秀句鑑賞
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