『秀句鑑賞』

 スケートの濡れ刃たづさへ人妻よ  鷹羽狩行


作者は、「実はこの『人妻』は私の妻である」といい、
「"わが妻よ"とはせず『人妻よ』と呼びかけた」と、
この句の意図を語っている。

「濡れ刃」に、
スポーツに躍動した若きわが妻への親愛の情のこもる句であり、
しかも客観化させたことによって、
単なる愛妻俳句の狭さをまぬがれている。

一般的に愛妻俳句、吾子俳句というものが、
往々にして作者の思いばかりが先行し、
甘くなり客観性を持ちえず俳句としての切れが鈍くなることはいうまでもない。

(スケート・冬)
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by leilan | 2005-12-24 07:03 | 秀句鑑賞
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