焦げくさくなるまでひとり日向ぼこ
冬の雨きりんの長き首つたふ
ウォールストリートジャーナル三面からの浮寝鳥
いと小さき風を捉へて冬の草
大桟橋出船入船春隣
浅き春モナリザ何処も見てをらず
海鼠腸に箸をよごして酒一合
病む人を笑わせにゆく四温かな
冬ぬくしひとり喋ってゐるインコ
冬終る美容体操して痩せず
■へそ曲り投資法
今、世界の市場はどう見ても「流動性過多」だと思う。
中国の貯蓄率は35%にも達するという。
たぶん、社会保障がないためなのだろう。
それが中国の巨大な対外収支黒字・外貨準備を生む一因になっている。
こなたアラブ産油国には使い切れないほどの資金が集まっている。
そして、過去貯蓄に回った日本の資金は、明らかに動き始めている。
加えて、短期と同じように長期の金利も低い。
資金は集まり、そして散る。
集まるところで相場は上がり、
それが一段落すると急落するという展開。
今年はそれがあちこちの市場で繰り返されると思う。
流動性の高い状況が続くからだ。
その中でも、下げはきつくなる。
下げの方が恐怖が主導する市場になるからだ。
上げには理が伴うが、下げには恐怖が伴う。
昨年からの市場を見ていると、下げのペースが方がはるかに早い。
相場の上げ流れの最後に参加する人にとっては厳しい状況が続く。
どうすればいいかはもう明確だ。
騒がれ始めた市場には、目もくれないこと。
今年の株式運用の成功の秘訣は、アクシデントで落ちた所を拾う。
それ以外は無理せずにオプションなどでお茶を濁す。
今年はへそ曲がりでいこう、ということでおやぢさんと合意。