俳句  呵呵呵呵と出窓のかぼちや笑ひけり
   呵呵呵呵と出窓のかぼちや笑ひけり

   月夜茸男ひそかに化粧する

   ハロウィンの水子の微笑はびこりて


10月31日(アメリカ時間)のきょうはハロウィン。
この日はオール・セインツ・デー(万聖節)の前夜祭で、
アメリカ年中行事の一つになっている。
本来は死者の魂を慰める中世ヨーロッパの祭りであるが、
アメリカ新大陸に渡っていつしか宗教色が薄れ、
ハロウィンは楽しい子供の行事となった。

子供たちは思い思いの装いをこらしお化けや魔女に扮して、
家々の門をたたいて回る。

「トリック・オア・トリート トリック・オア・トリート・・」
お菓子を下さい。くれなければいたずらしちゃうよ。

ハロウィンの夜には、どこの家でも、
キャンディーやチョコレートをたくさん用意して待っている。

わたしも「きのこの山(ハワイアン・バージョン)」を山ほど用意して準備万端だ。
隣家のハワイ大学の青年はお相撲さんの仮装用ハリボテ(まんじゅう)を用意。
昨夜はこの白人の青年に「どすこい」という日本語と四股の踏み方を伝授した。
ついでに四股名は「マハロ灘」と命名した。

悪友のジンバブエ・ベア子は愛犬キャスパーの仮装準備に余念がない。
ことしはバレリーナのアンナ・パブロワで行く! と張り切っていた。
ご当人はそのまんまでも十分お化けなのだが、魅惑の踊り子に扮するようだ(恐

アラモアナのハロウィン・ショップには仮装用のさまざま衣裳、
お面、帽子、化粧用の絵具など満載で、ずいぶんと商売になるようだ。
こうした道具類のほとんどは中国、タイ、フィリピン製である。
この祭りが何かをおそらくは知らないアジアの労働者たちの手で、
おびただしい数の品物が作られ、船積みされ、アメリカの子供たちの手に届く。

しかし、楽しいはずのハロウィンにも、問題がないわけではない。
何年も前、子供が受け取ったキャンディーの中から針が見つかるという事件が発生した。
最近は聞かないものの、親は神経質にならざるを得ない。
どこかに誰か、こころの病んだ人がいる。

訪れる子供たちも、よく見ると背後に親が立ってそれとなく見守っている。
広告のチラシに「行方知らず」の子供の顔写真が貼り出されるこの国では、
ハロウィンの夜に子供を外に出すにも、それなりのリスクがある。

ハロウィンが終ると感謝祭。そしてクリスマスと続く。
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by leilan | 2004-11-01 05:32
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