細田官房長官:米双子の赤字は世界経済の大きな不安定要因
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細田官房長官のこの発言、今後アメリカの「双子の赤字が削減の方向に行く」ことは明らかなのだが。

アメリカの「双子の赤字(貿易と財政の赤字)」と景気動向は表裏の関係にあるわけで、アメリカの購買力が増せば、輸入が増加し、貿易赤字が拡大していく。トヨタがアメリカ自動車産業のトップであるGMの座を脅かすほどアメリカ国内の販売が好調で、折りしも先日発表されたトヨタの上半期好決算の一部は、確実にアメリカの貿易赤字になっているわけである。加えて、ブッシュ減税、つまり財政政策を記録的に拡大しているから、財政赤字も急増している。

しかし、90年代の異常とも言える世界的な超緩和政策の時代に、アメリカのグリーン・スパンは一先ずピリオドを打った。2004年、経済のパラダイムは大きく転換した。アメリカの住宅バブルも一先ず終った。国民の実質所得、雇用も純減しているわけで、アメリカの購買力は今後確実に低下していく。

現在、一時的な円高圧力が強いが、こうした経済的合理性から長期的には円安・ドル高をわたしは予想している。(なんて、エコノミストでもなんでもない、ただの占う女ですけど)

アメリカの「双子の赤字」は確信犯的経済政策なのだろうと思う。基軸通貨としてのドルを支えているのは、核兵器によるアメリカの圧倒的軍事力だ。73年にスミソニアン協定が崩壊し、変動相場制に移行した為替相場を巧みに利用した、その構造を単純化すると以下のようになる。

   ①アメリカは際限なくドルを世界に垂れ流す(輸入)。
   ②そのアメリカの貿易赤字分が、輸出国の外貨準備高となる。
   ③この構造がドル安となり、輸出国にとって圧力となる。
   ④輸出国は貿易で稼いだ黒字(ドル)をアメリカに還流して、ドル安を防衛するしかない。

これは、通貨と軍事による帝国支配(パクス・アメリカーナ)であり、アメリカに貢ぎ続けることで、国家の生存と安全が保証される。イラクのようにアメリカから個別に狙われ、撃破収奪を避けようとして連帯したのがEU・欧州連合だ。
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by leilan | 2004-11-04 19:19
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