◇◆俳句  ワイキキの闇口あけて時雨のむ
        ワイキキの闇口あけて時雨のむ

登校拒否の子供を自宅に預かったことが三度ある。

登校拒否は病気だと言うと、怒る人がいるけれど、
広い意味でいえば病気だと思う。
神経症程度の学校拒否。
しかし、神経症は誰だってなる。
不幸なことに、敏感な子がなる可能性が高い。
敏感でなくても、いじめなど友人関係でなる場合もあれば、
学業不振がきっかけになることもある。

登校拒否の子が痛ましいのは、
彼らはずる休みしているんじゃなくて、
学校に行きたいのに、行けないからだ。
学校に行きたくない子は登校拒否にはならない。

以前、東大の助教授に、
「いくらなんでも、東大に登校拒否はいませんでしょ」
と聞いたら、
「それが、いるんですよ」
という答え。
実際にいて、学校で授業を受けようと思っても、
校門のところで足がすくんで、一歩も進めなくなるのだそうな。

だから、登校拒否の療法としては、
「学校へ行きなさい」
という刺激を与えるのは避けた方が安全だ。
うつ病の人に、
「頑張りなさい」
と言ってはいけないのと同じ。
うつ病の人は頑張らばければと思うから、うつ病になる。

「人生は晴れもあるし、曇りもあるし、
お日さまキラキラばかりだったら日照りになる。
まあブルーな気持ちでいきましょうよ」

というのがうつ病にはいい。基本的なノリ。

子供が、
「今日は学校に行きたくない」
と言ったら、休ませた方がいい。

しかし、実際に登校拒否していると、いろいろきついことがある。
勉強の方は学校に行かなくても、大検があるからなんとかなる。
問題になるのは友人関係で、どう維持するかが難しい。

できたら登校拒否は避けたい。
それには、
「学校なんか別にどうでもいい」
と学校を小バカにしながらつき合うことだ。
学校は絶対のもので行かなければならない、
という抑圧が強くなるから登校拒否になる。

いまの学校はみんな仲間でないといけない、
という抑圧が強過ぎる。
同じ方向を向いてないといけない、
性格から態度、能力まで全部同じでないといけない。
外れていると、暗い、消極的だ、
のろまだ、ぼんやりしていると言われる。

確かに同じ方が教師はまとめやすいが、
けれどもみんな同じだと集団はやせるし、暗くなる。
だから、いろんな人がいた方がおもしろい。

大人になって、サラリーマンにでもなろうものなら、
異質のタイプがたくさんいて、
いくらか気をつかいながら生きていくことになるが、
人間はそれでいいんじゃないかと思う。

自分と似たのとばかりつき合っていると、
似すぎているから、ひとつの型に支配されて、やがて暗くなる。
わたしはそれを、
「ガマの油シンドローム」と呼んでいる。
自分と似たのばかりが集まって、アブラ汗をタラタラ流している人たちだ。
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by leilan | 2004-11-14 18:56
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