2006年 01月 11日 ( 2 )

『秀句鑑賞』

 顔上げよつららがつらら着る夜も  櫂未知子


つららがつららを着る。

一度あたたかい日差しで溶けかけたつららが、
また厳しい寒さで凍ってしまう。

厳しい状況が続いていながら、
そんな夜でさえも顔を上げよと櫂未知子はいう。

毅然とした作者の横顔が見えてくるようで、
なかなかこちらも気構えさせられる。

しかしわたしは「寝てしまえ」派だ。

何をしていいのかわからないくらい厳しい状況に陥ったときは、
なにもせずに寝る。

そのうち、周りが勝手に変わっていく。
みんな、そろそろゆるりと肩の力を抜いてみようよ、
と声をかけてみたくなった。

(つらら・冬)
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by leilan | 2006-01-11 21:04 | 秀句鑑賞

『俳句』  ワイキキにも野麦峠がある

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    病むわれを探しにきたり寒雀


    純喫茶スワンに毛糸編んでをり


    はろばろと明治の人を寒見舞


    朝の雪舫ひの舟のしづもれる


    水仙の匂ふ未明を愛されし


    冬星やグリコ一粒三光年


    床に我われに猫坐す霜夜かな


    二つ目はきらはれてゐるくさめかな


    粕汁に目玉落してゐたりけり


    夜の壁にライエルマンは還らざる    シューベルト『冬の旅』より




どうにもこうにも頭がパーです。

俳句が向こうからやって来ない。
もんどりうってどうにか十句。

ワイキキにも野麦峠がある。


        
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by leilan | 2006-01-11 20:31 | 俳句


バッカスの神さまに愛されたい
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