2006年 01月 22日 ( 2 )

『俳句』  女にも欲しふぐりかな

              憂鬱の世界を知らず犬ふぐり
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    一月のふぐりは肌荒れしてゐます


    二月には猫に嗅がれてゐるふぐり


    男なりふぐり三月逆上り


    四月来て冷しふぐりをはじめます


    風を浴び五月のふぐりなはははは


    しとしとと湿るふぐりも六月も


    七月のふぐりは浜でごろついて


    八月は八重に渦巻くふぐり雲


    ふぐり投げ九月事変が巻き起こる


    十月のふぐりフランス語で散りぬ


    ふぐりまた十一月を淋しがる


    十二月上目遣ひの聖ふぐり




無謀な試みでした。
ふぐりさまに完敗。

持っていないものを詠むのは難しいものです。
皮膚感覚でわからない。
おっぱいを詠むようにはいかないことを痛感。

個人的に好きなふぐりは、

    男なりふぐり三月逆上り

いじらしい。

    


        
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by leilan | 2006-01-22 10:06 | 俳句

『秀句鑑賞』

 サラリーマン寒いね東スポ大切に  清水哲男


「東スポ」は新聞の「東京スポーツ」。
吹きっさらしの駅のベンチで、
東スポで身を包むようにしているサラリーマンが目に浮かぶ。

スポーツ新聞の名が俳句になるのは珍しいが、
俗語や流行語をいちはやくとりこむのが俳句の伝統。
だから、この句はとても伝統的だ。

そして、「大切に」は反俳句的に大胆。
普通はこのような思いの直接的表現は俳句では避ける。

今回、この句を取り上げたのは、
六尺さんへのアドバイスもあってのことだ。

六尺旦那は、
「思いの直接的表現」をつい使ってしまう。
初心者にはよくあることなので、
目を瞑ってあげたいのだが・・・。

この句の「大切に」は、
反則をしたことで、逆に一方の伝統(東スポ)が生きた例。

(寒さ・冬)
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by leilan | 2006-01-22 10:04 | 秀句鑑賞


バッカスの神さまに愛されたい