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俳句  去年今年祖国の唄を聴ひてをり

去年今年祖国の唄を聴ひてをり (去年今年・こぞことし)

冬の雨なほ甥たのむ夢に覚め

寝返りて冬青空を手に入れし


日本とハワイでは、19時間の時差があるので、
こちらは、ようやく大晦日を迎えたところである。
ハワイでお正月を迎えようと日本からいらした方々には、
あいにくの天気で、時おり雨がぱらついている。
しかも、今日は嵐の予報が出ているので、
ワイキキビーチのカウントダウン、
それに続いて打ち上げられる花火は中止になるかもしれない。
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by leilan | 2004-12-31 20:54

なぜ tsunami が英語圏で使われているのか?
有名な話なので、よく知られていると思うが、
今日、年若い友人から由来を訊かれたので、簡単に。

安政元年(1854年)
東海地方を襲ったM8.4の安政の大地震の後、
和歌山県で起きた津波の話を題材に、
小泉八雲が「稲むらの火」という小説を書く。
これが英語でも書かれていたことから、
津波という現象が世界的に認知されたのが発端となった。

和歌山県広村の庄屋、五兵衛は地震の後、
高台にあった屋敷から眼下の村を見下ろす。
ちょうどその頃、
村人たちは豊作を祝う秋祭りの仕度をしていた。

五兵衛がその視線を海に移すと、異変が起きていた。
海岸べりの水がざーっと沖に引き、
砂や岩が表出して遠浅となっている。

これは津波の前触れだ、
と直感した五兵衛は村人に知らせねばと考える。

時あたかも収穫の直後で、
稲わらの束がうずたかく庭先に積まれていた。
彼は、その稲わらに次々と火をつけていく。

下にいた村人たちは、
「大変だ。庄屋さんのお屋敷が燃えている」
と慌てて駆けつける。

五兵衛は、火はそのままでいいから、
村人を全員、ここに集めるよう促す。
そして、全員の村人が高台で確認された直後、
村を大きな津波が呑んでいった。
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by leilan | 2004-12-30 19:42

俳句  白障子無口の時を過ごしけり

白障子無口の時を過ごしけり

ワイキキに門松立てり暮れなづむ

おぼえなき傷ひりひりと蜜柑むく


年年歳歳、
猫のような女になっていく。
おりこうさんの女になりたかったけど、
もう諦めた。
子供のままで、
成熟しなくて、
ぎくしゃくしててもいい、
そう思うようになった。

この世は幻だと思っているから、
欲しいものはべつにない。
無名のままで、
俳句に見捨てられないように、
ちゃんと生きて、
いい句が一句でもできたら、
露と消えてもいい。
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by leilan | 2004-12-30 17:43

Traditions and Customs
あなたは、どこでカウントダウン?

受験生の練習用に、たまには英語で書いてみます。

New Year's Day is a popular legal holiday celebrated in Unaited States. The celebration begins on December 31, New Year's Eve, the night before New Year's Day. Many people stay up until midnight. Some go to church while others go to parties. Horns, whisles and other noisemarkers are very popular on this night. This is an old tradition from ancient times when people made loud noises to scare away evil spirits.

When the ringing of bells and the blowing of whistles and horns announce that the new year has started, some people shake hand; others kiss and embrace. Many join together to sing "Auld Lang Syne." In addition to blowing whistles and horns, people throw paper confetti and streamers and call out "Happy New Year," raising their drinks in a toast to the future, hoping it will bring health, peace, and prosperity.

On New Year's Eve, New York City holds an outdoor even which attracts a crowd of a million or more people. The event is televised around the country. A large ball shaped like an apple and covered with bright lights is slowly lowered from a pole on top of a tall building in Times Square. It starts coming down one minute before midnight. When it reaches the bottom of the new year has begun.

New Year's Day is celebrated in different ways. Many people hold "Open House," serving refreshments to visitors. Egg nog, a drink made with milk and eggs is especially popular. Others watch the parades and football games that are very typical for this day. The Mummer's Parade in Philadelphia has marchers in elaborate costumes. The Tournament of Roses Parade in Pasadena, California is known for its floats decorated with fresh flowers. The most famous college football game, the Rose Bowl, is played after the parade.
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by leilan | 2004-12-30 17:01

俳句  独りゐて狂はぬほどに年暮るる

独りゐて狂はぬほどに年暮るる

風花や水の地球に逝く哀れ

人を見ぬやうに見てをり寒鴉


母に電話すると、
津波の影響はなかったの、と心配してくれる。
どうも、母の世界地図というのは曖昧模糊としているらしい。
母のいとこには優秀な女性が多かったようで、
府立高女出身というのが未だに自慢のばーさん連もいるが、
「おかあさん、のんびりでしょ。だから私立」
と、あの人は何ら屈託がない。

もし津波警報が出たら、
おかあさんだったら、何持って逃げる?
と質問したら、
「ご先祖さまのお位牌」
という答えが、即座に返って来た。
「それが、おかあさんの大事な仕事だもの」

参った。

あの人が、そんな思いで生きていたなんて、
47年も、このボンクラ娘は気付かなかった。

それにしても、
昭和一桁生まれの女で、
ご先祖さまのお位牌を持って逃げようなんて人、
いるんだろうか?

詩人の田村隆一だったか、
あの人は晩年を鎌倉で過ごしていたが、
その鎌倉に大分譲地が出来て、
あそこには文化がない、と書いていたことがあった。

なぜかというと、
あそこには死人がいない、
仏壇がない、と言う。

やっぱり、その家で何人かが死んで、
仏壇があって、
あの乾物屋のおやじは俺の仲間で、
その角で遊んだよ、
というのに孫が出来て、
そのくらいから文化が生まれる、
というような話だったと思う。

田村隆一が語るところの文化というのは、
両親の世代には残っていても、
わたしの世代には、消滅しているだろう。

5年くらい前だったか、
帰国して、実家の台所を手伝っていたら、
姪のところに遊びに来ていた近所のガキンチョに、

「あんた、だあれ?」

と、言われちまったことがあった。
弟の嫁のカコちゃんと、
思わず吹きだしてしまったが、
実家のあたりには、
まだ昔がつながっている、
気配はかすかにある。

しかし、帰国する度に、
酒屋さんがコンビニエンスストアに変っていたり、
罹り付けの医院がなくなっていたりするのは、
寂しいものだ。
まあ、帰る実家があるだけ幸せというものか。

今日、カコちゃんからエア・メールが届いて、
甥が描いた絵と手紙が入っていた。
クリスマスプレゼントへの礼状なのだが、
絵が凄かった。

おばちゃん(わたし)が椰子の下で、
腰みのスタイルでフラダンスを踊っている、
なんとも強烈な絵!

うれしくて、涙がこぼれた。

甥は放射線治療を受けているので、
入院先の養護学校で勉強しているが、
「まいにち、たのしい」
とあって、少しホッとした。

大晦日には二泊三日で帰宅できるので、
「おばちゃんにでんわするね」
と書いてある。

おばちゃんは、大晦日が待ち遠しい。
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by leilan | 2004-12-29 21:10

俳句  日向ぼこ猫ねんねんのねんころり

日向ぼこ猫ねんねんのねんころり

うつくしく屈みて木の葉拾ひけり

大年や独りのための米を研ぐ


「tsunami」は「津波」のことで日本語であるが、
英語圏、ことにアメリカ西海岸やハワイでは、
「tidal wave(高波)」より「tsunami」の方がよく使われる。
「トュゥナァミ」なんて、ちょっとお子ちゃま発音みたくなる。

ハワイ州では、毎月1日の午前11時45分、
まるで空襲警報のようなサイレンが鳴る。
これは、Civil Defense の訓練で、
一つには、長い間警報機を使わずにいて、
いざというとき機械が故障して作動しないと大変。
さらには、市民に警報のサイレンを広く認知してもらう
意味もあるらしい。

このサイレンは津波あるは他の自然災害、
他国が攻めて来たとき(真珠湾の教訓)
鳴らされるそうである。

もし、このサイレンが鳴ったら、
市民はまずラジオをつけるように周知徹底されている。

ラジオと言えば、
9,11はハワイ時間の午前3時ちょっと前に起こった。
わたしは霊感女なので、
建物が大爆発する夢を見た。
あまりにも、夢見がわるいので、
目が覚めてしまい、
キッチンでミネラル・ウォーターを一口飲んだ。
その後すぐ、TVをつけたら、あの映像だった。
TVの音声をしぼって、ラジオをつけておいたら、
午前5時頃、ハワイ州知事のジョン・カエタノの肉声が流れた。

ハワイ州民のみなさん、
島の沿岸に州兵を配置しましたので、安心してください。
ただし、政府ならびに軍の施設は危険ですから、
そばに行かないでください。
また、ショッピングセンターなど人がたくさん集まる場所も危険です。
なるべく自宅にいて、ニュースを見ていてください。
外には出ないようにしてください。

この対応のすばやさには感心させられたが、
あの日は、まるで戒厳令のような一日だった。

この話は続く(ちょっと野暮用が入りましたので出かけます)

ようやく戻って、再開。

ハワイというところは、表の顔は「南国の楽園」だが、
裏の顔は「米軍の要所」である。
とにかく、軍事施設とそこで働く人の数は州民の何割を占めるのだろうか。
石を投げれば、軍関係者とその家族に当たる、という感じだ。

いつか、極東ブログのコメント欄にどなたかが、
西海岸が米軍の表玄関みたいなことを寄せていらして、
ハワイなんかすぐやられます、みたいなご意見だったが、
現実をご存知ないんだな、と思った。

ハワイは観光で成り立っているのは事実だが、
軍に落ちる金も膨大で、ハワイ経済を大きく支えているのである。

ゆえに、9,11のときの緊張というのは並々ならぬものがあった。
うちの近所にも軍関係の建物が数箇所あるので、
そっとチェックしに行ったら(笑)
迷彩服の兵士たちが自動小銃を片手に、
施設の周囲を固めていた。
もの凄い数の兵士だった。

わたしは遠目に眺めていただけなのに、
兵士がずんずんやってきて、
「出ていけ!」
と、怒鳴られた。
「出ていってください」
ではないのだ。
「出ていけ!」
なのである。
兵士の目も言葉も、有事のときの軍人のそれであった。

あれ以来、いつ何が起こっても困らないように、
大事なものは全てバックパックに入れて、仕舞ってある。
何かあれば、それを背に、逃げるつもりだ。
もっと大事なものは貸金庫に預けてある。

日本総領事館にも在留届を出してあるので、
緊急のときは、日本の家族に連絡がいくようになっている。
ところが、この在留届を出していない日本人がかなりいるらしい。
ハワイの友よ、在留届は出しておいた方がいいよ。

ハワイというところは、何が起こるかわからない島でもあるのだから。
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by leilan | 2004-12-28 12:25

潔癖シンドローム
いささかヒステリックかな、と感じるほど、
喫煙者に禁煙を強制するトラックバックを拝見して、
しばし、唸ってしまった。

それで思い出したのが、
「健康帝国ナチス」という著作物だった。
これは、なかなか面白い本である。

ナチスは、「アーリア民族」の純潔とその優秀性を理念としたことから、
「民族」の健康を守ることに、きわめて熱心であった。
癌予防の研究から、禁煙と煙草撲滅運動、
食品着色剤やアスベストといった発癌性物質の使用禁止、
ひいては青少年のスポーツ奨励などを政策に掲げていく。

健康は善・不健康は悪、という非常に判り易い政策で、
ヒトラーはベジタリアンだったという説もある。
なんだか現代社会でも大いに歓迎されそうな政策なのだ。

しかし、これも過ぎれば「排除」の思想になっていく。
常に、悪者を作り出して、そこに責任を押し付ける、
スケープ・ゴートを作り上げる行為を、
助長していくのではないかと思う。

ナチズムが健康志向だったということと、
あまりにも偏重したナショナリズムは、
どこかつながっているのではなかろうか。

遊び心のようなものがないブログが多いな、と思う。
読んでいて息がつまりそうになるので、パスしてしまうのだが。

ま、わたしなど、イイカゲン過ぎるのかもしれぬ。
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by leilan | 2004-12-27 18:04

俳句  顔見世や裾やはらかき歌右衛門

顔見世や裾やはらかき歌右衛門

イスラムの男汗して祈りけり

凍つる夜や五木訛りの子守唄


スマトラの大地震、M8.9。
瞬時に、1万人以上の人々が亡くなられた、という。
こんなことがあっていいのだろうか。
呆然としている。
西の海に向かいて二つの手を合わすも、
神に何を祈ればいいのか。
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by leilan | 2004-12-27 13:21

05年元旦、人民元の切り上げは?
外国為替市場で、中国が人民元を05年早々に切り上げるとの観測が出ている、
という↓記事。

Excite エキサイト : 経済ニュース

本来なら、05年元旦がいちばん良かったのだが、
先月来、中国に対する人民元切り上げの外圧があまりにも強過ぎる。

中国は、こうした外部からのプレッシュアーがあれば、
決して、人民元を切り上げないはずだ。

以前にも書いたのだが、
人民元は、日米欧の通貨のように、
中央銀行や財務省がコントロールする通貨ではない。
中国共産党の最大の経済手段であり、党栄光の象徴である。
そのため、外圧で切り上げたとなれば、
外部に屈した印象を中国国内に与えてしまい、
胡錦濤にとっては自殺行為となる。

1月1日に無いとすれば、切り上げはいつになるのか?

2~3月は全人代が控えているので、おそらく動かないのではないか。
最も可能性のあるのは4月1日かもしれないが、
中国でエイプリル・フール(万愚節)はポピュラーなのかしら?
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by leilan | 2004-12-26 21:47

俳句  金城次郎死すや潤目のかがやけり

金城次郎死すや潤目のかがやけり

冬スミレ少し愛してすぐ忘る

聖なる夜をんなはうさぎ見失ふ

大年の一日一夜惜しみけり


昨夜は、メソジスト派教会のミサに出かけた。
といっても、クリスチャンではないのだけれど、
あの厳かな一夜が好きで、若い頃からよく出かけたものだ。

甥のことや、イラクに駐留している友のことを祈った。

終わってから、
Tavora Tavora で、香草で燻したモイを肴に白葡萄酒。

最後に、ジャズ・クラブを覗く。
What is this thing called love をリクエスト。
ケニーのアルト・サックスがスィングする。

ケニーが眼で合図するので、
調子に乗ってチャールストンを踊る。
ドレスの裾持ち上げて。

聖夜、のはずだったのに・・・。


<業務連絡>

紅ちゃん、今夜は鯛めし。
クリスマスなんだから遅くまで仕事してないで、お夕飯、いらっしゃい!
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by leilan | 2004-12-26 09:47


バッカスの神さまに愛されたい
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