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俳句  室咲きの菜の花いのちひしめける
<tamago さんの
    Birthday に捧ぐ>

 室咲きの菜の花いのちひしめける


窓開けて春色パスタ茹であがり 

セロニアス・モンク春待つ猫の髭


昼下がり、
海苔でくるんだお餅を食べていて、
アッ、これだ!
と思った。

なまじ長患いして死ぬよりは、
お餅で一瞬、
クククッ、となって、
グッバイ!

周りの人たちは、
餅で死ぬか?
みたいに笑っちゃうだろうし、
れいちゃんは最後まで、
間抜けでいいよねぇ、って。

<父方>
 祖父 胃がん
 祖母 胃がん
 大叔父 肝硬変
 伯父 戦死
 伯母 膵臓がん
 いとこ 事故死

<母方>
 祖父 肺結核
 祖母 脳卒中
 伯父 心臓麻痺
 伯父 戦死
 伯父 肺がん
 伯母 脳腫瘍 

こうして書き連ねてみると、
それぞれに壮絶な最期だ。

看病していて辛かったのは、
脳腫瘍で亡くなった伯母(母の姉)だった。
狂気と正気が交互に来るので、
たまに凄い場面に出くわす。

伯母の夫は一族から信頼の篤い人物で、
わたしもずいぶん可愛がってもらった。
上海の租界地で育った人なので英語が堪能で、
戦後は、航空会社の役員にまで栄達した人であった。

あるとき、わたしが看病していたら、
伯父がやって来て、ちょっと話がはずんだ。
そのとき、いきなり伯母の狂気が飛び出して来たのだ。

れいちゃん、
この男はね、わるい男よー。

わたしは、もうビックリしてしまって、
伯父に、病室から出た方がいいと、目で合図した。

伯父と伯母は仲睦まじい夫婦だとばかり思っていた。
しかし積年、伯母の中に鬱々としていたものが、
体内に白夜として宿っていたのだろう。

やっぱり、お餅で逝きたい! 
by leilan | 2005-01-27 17:48
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バッカスの神さまに愛されたい

by leilan
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