戦闘機飛んで夏空傷だらけ 麗蘭
太平洋戦争末期、
日本を空爆したB29が上空から撒いた伝単(ビラ)に、
(語弊があるかもしれないが)傑作があった。
日本よい国花の国
5月6月灰の国
7月8月よその国
大日本帝国が崩壊し占領下に入ることを予告したモノだが、
いかんせん、事実はそのように推移した。
この歌は、敗戦直前の5月頃から、
憲兵の愚弄を嘲笑って街路で小声で歌われていた。
歴史がゆっくりとその巨大な頁をめくろうとする時に、
この歌は歌われていたのだった。
ちょうど、60年前の今頃。
雨降って今日一日を生きのびる